仕事でも副業でも永く使え、需要も高まっている「Webライティング」。一度は始めることを検討したことがあるのではないでしょうか。

そんなWebライティングを学ぼうと考えたとき、独学の他に一般の講座を受けることがよく挙がります。しかし…

とりペンさん

「Webライティング講座」と検索しても、いくつもの講座があって、選べないよ…。

こんな状況で前に進むことを躊躇っている人も少なくないはず。

本記事では、そもそもWebライティングを学ぶにあたり、検討する着眼点として、以下の4つについて解説します。

本記事でわかる内容

・「講座を受けるべきかどうか」
・「講座を受けるメリット」
・「あなたに合う講座を選ぶポイント」
・「実際にどのような形態の講座があるのか」

そもそも、Webライティングは講座(スクール)に通うべき?独学でよいのでは?

とりペンさん

わざわざ手間暇かけてライティング講座に通わなくても、義務教育でやってる国語の話だし、独学でがんばればなんとかなるんじゃないの?

…というご意見が出てくるのはごもっとも。講座を受けるとなると、お金の問題がついて回りますから、お金をかけずにスキルアップできるなら、そのほうがよいですよね。

以下では「こんなあなたは講座に通わなくてもよいですよ」というケースを3つ紹介します。

要約

①:Webライティングを学ぶ時間にゆとりがある人
②:身近にライティングを教わる環境がある人
③:クラウドソーシングの単価で十分な人

①:Webライティングを学ぶ時間にゆとりがある人

1つ目は、Webライティングの習得にどれだけ時間をかけても大丈夫!というあなたです。

Webライティング講座は、お金を払うことで効率よく目的地に進むための有料道路のようなもの。

ナビゲーションなく下道を通ることに問題がなければ、独学が向いていると言えるでしょう。

しかし、人はゴールが見えない状態で時間がかかりすぎると途中で諦めてしまうもの。時間があっても、「これくらいの時間でこれくらいのゴールを達成するぞ」と決めておくことが大事です。

②:身近にWebライティングを教わる環境がある人

2つ目は、すでにWebライティングのノウハウを持っている人が身近にいて、教わることができる環境にあるよ!というあなたです。

例えば、家族や親戚が編集職やマーケティング職に就いている。会社の違う部署にノウハウを持っているところがある、Webライティングで成功している友人がみっちり教えてくれる…などです。

※Webではないライティング関連の方に教わってもOKですが、Webライティングならではの特徴がいくつもあるので、注意しましょう。

少なくとも独学ではわからない「こんな方法で学んでいたらダメ」「こんな文章を作っていたらダメ」という間違いを避けることが可能になります。

ただし、最終的によい文章に仕上げるには、しっかり添削してもらうことが必須。ちょっとしたコツを教えてもらうだけであれば、書籍で十分です。

教えてくれる人が身近にいる場合、そこまで踏み入って教わることができるように段取りをつけることが大事です。

③:クラウドソーシングの単価で十分な人

文章を書いてお金を稼ぐことを目的にしているのであれば、クラウドソーシングというお仕事発注サイトに登録する方法があります。

最後に挙げるのは、そのクラウドソーシングを使って数千円、数万円を稼ぐくらいで十分だ!というあなたです。

クラウドソーシングは案件単価が低い(文字数×0.5円程度)のですが、十分な実力がなくても受注ができます。

発注側も「安かろう、悪かろう」を前提に依頼しているため、仕上がったものに対してフィードバックも特になく、仕事が終わるケースも少なくないです。

納品物を通した成長や気付きは少なくなってしまうのですが、逆に今の実力の範囲内でさくっと終わらせてさくっと少額の報酬をもらうスタイルで十分であれば、わざわざ講座を受ける必要性は低いと言えます。

Webライティング講座を受ける3つのメリット

とりペンさん

とは言っても、やっぱり講座ってお金かかるわけだし、お金をかけても通うべき理由を教えてよ!

…というあなたに、Webライティング講座を受けるとよい3つのメリットをお伝えします。

ただし、すべてのWebライティング講座にこれからお伝えするメリットがあるわけではありません。講座を比較する際に、これらのメリットがあるかどうかを吟味することを忘れないようにしましょう。

要約

①:学習が効率化する
②:ライティング講座提供企業との関係性ができる(可能性がある)
③:添削を受けられる<最大のメリット>

①:学習が効率化する

独学でやると、「何をどの順番でやるべきか」「自分の文章は魅力的なのかそうでないのか」などを自分なりに調べて模索しなければなりません。

その点、Webライティング講座は、お金を払うことで効率よく目的地に進むための有料道路のようなもの。という話を先ほどしました。

やるべきこと、やらなくていいことが体系的にまとまっているので、自分の目的に一直線に進むことができます。

また、お金を払うことで「学ばざるを得ない環境」を自らに課すこともできます。

質の高い内容を早く・効率的に学びたいのであれば、講座を受けることがメリットになると言えるでしょう。

②:Webライティング講座提供企業との関係性ができる(可能性がある)

「受講後のお仕事依頼」を謳っている講座の場合、講座の提供企業から直接案件をもらうことができる可能性が高いです。

講座の受講を通して企業と関係性を作ることができれば、案件依頼が入りやすくなるというのは大きなメリットです。

ライティング講座を受ける際に不安としてよく挙がるのが「受講料をお仕事で取り返せるかどうか」。

ゼロからお仕事依頼者との関係性を作らなければいけない独学組と比べると、案件面での心配を減らすことができるでしょう。

ただし、本当にお仕事が受けられるかどうかは、あなたの文章の質次第です。「講座を受ければお仕事が来る」と考えるのは危険だと認識しておきましょう。

③:添削を受けられる<最大のメリット>

講座を受ける最大のメリットが、添削です。

文章には正解がありません。正解がないと、どうすればいい文章になるのか判断しにくいです。

添削というのは、いくつもの「いい文章」を見てきた編集者が、今のあなたの文章といい文章の差分を客観的に判断してもらえる、またとない機会です。

添削を繰り返し受けることによって、無意識についていた癖を修正したり、自分に足りない視点を補い、文章をよりよくするための試行錯誤が可能になります。

筋トレでおかしな負荷のかけ方をしないように、パーソナルトレーナーさんが姿勢を正してくれたり、強度をうまく調整したりしてくれるようなイメージですね。

次にお伝えする講座選びの判断基準の話にもつながりますが、添削をしっかりしてもらえるところを選ぶようにしましょう。

WEBライティングスクールを選ぶ3つの判断基準+α

とりペンさん

講座を受けようったって、たくさんあるから、どう選べばいいかわからないんだけど…。

…というあなたへ、数ある講座の中から、「こんな視点であなたに合っているかどうかを判断してみてください」という判断基準を最低限の3つ+αでお伝えします。

要約

①:講座のコンテンツが自分に合っているか
②:受講形式が自分のライフスタイルと合っているか
③:受講ギャップをなくす配慮があるか

①:講座のコンテンツが自分に合っているか

1つ目は、講座のコンテンツ内容です。

設計がしっかりしている講座であれば、「誰に対して」「何を教えて」「どうなってもらう」のかが明確に感じ取れるはずです。

たとえば、以下のようなイメージですね。

・企業の広報担当者に対して
・コピーライティングを教えて
・集客成果が出せるビジネスマンになってもらう

運営元が何をやっているかがわかると、講座の特徴も見えてきます。

例えば、出版社が主催している講座の場合、Webライティングというよりはブックライティングのようなオフラインでの文章に強い可能性があります。

無料相談や無料体験がある場合は、これらを直接聞いてみて、自分の目指したい方向性と合致しているかを判断するとよいでしょう。

 目指したい方向性が決まっていない場合、それも含めて相談に乗ってくれるところがあればベストです!

逆にホームページでこれらがはっきりしておらず、無料相談や体験も特にない場合は避けておくことが無難です。

②:受講形式が自分のライフスタイルと合っているか

2つ目は、受講形式とライフスタイルの相性です。受講形式は主に以下の分類に分かれます。

主な受講形式

・オンライン:オフライン
・時間の縛りあり:時間の縛りなし
・チューター付き:チューターなし

たとえば、「オフライン×時間の縛りあり×チューターなし」の場合は、大人数で受ける講演形式のイメージ。

「オンライン×時間の縛りなし×チューターあり」の場合は、塾のサテライト授業のように、自分で学んで、チューターがピンポイントで学びのフォローをしてくれるイメージですね。

以下に、受講形式ごとのメリットを記載します。

オンライン場所に縛られずに学習できる
オフライン講師や周りの生徒と生のやり取りができる
時間の縛りあり強制的に習慣をつけることで自分をサボらせない
時間の縛りなしまとまった時間を取りづらい人でもスキマ時間で学習を進められる
チューターあり自分の足りない視点をサポートしてくれる
チューターなし(デメリットが大きいが強いて言えば)その分の講座代を浮かせることができる

それぞれのメリットを把握して、自分のライフスタイルや志向性と合った講座を選びましょう。

③:受講ギャップをなくすための配慮があるか

どんなに慎重に講座を見極めようと思っても、最終的には「受けてみなければわからない」ことはあります。

であれば、「受講してみてイメージが合わなかった」をできるだけなくす配慮があるかは講座選びのポイントの1つです。

たとえば、以下のような内容です。

受講ギャップをなくすための配慮例

・講座申込前に無料体験や個別面談があるか
・個別面談では無理に受講を勧めず、やりたいことをしっかり聞いてもらえたか
・返金保証や分割払いなど、お金の面で安心できる方法が採られているか

制度設計の時点でユーザーに寄り添った配慮をしているかどうかは、講座そのものの質にも影響してくると考えています。

迷ったら、こういった配慮がなされているかどうかを最初の判断基準にしてもよいでしょう。

【おまけ】新規オープンの講座はフォローが手厚くなる

必ずしもすべての講座に当てはまるわけではないですが、ライターが個人的におすすめの方法をこっそりお伝えしますね。

それは、上の判断基準3つを満たし、かつオープンからそこまで時間が経っていない講座を選ぶことです。

とりペンさん

え?すでに数十年やってて実績ある講座のほうがよいのでは?

という観点も否定はしません。あくまで1つの考え方として知っておいてください。

新規オープンしたての講座には「顧客の母数が他より少ない」「早く実績をつくりたい」と考えています。

ですから、特に当初は顧客満足をしっかり作るために、エース級のメンバーが直接現場に入っているケースが多い

他の講座では接点を持つことができない実績を持った方から直接教えてもらえるチャンスとなる可能性があるので、講座がオープンしたてかどうかは注目してみてください。

Webライティング講座を選ぶ上で注意すべき3つのポイント

とりペンさん

逆に、こんな選び方をしちゃダメだよ、という注意点はあるの?

ここからは、どんな志向性の人でも共通する、NGなライティング講座の選び方について3つお伝えします。

要約

①:アフィリエイトサイトに惑わされない
②:価格だけに引っ張られない
③:消化不良に注意する

①:アフィリエイトサイトに惑わされない

Webライティング講座を探していると、「おすすめ講座ランキング5選!」のような記事を見つけたことはありませんか?

「5選」のように並列しているならともかく、なぜ1位~5位のように順位をつけられるのか、気になった方もいるのではないでしょうか。

こういったサイトのすべてがそうなのではありませんが、いわゆる「アフィリエイトサイト」を見ている可能性があります。

アフィリエイトというのは、サイト内のリンクを踏んだユーザーが、リンク先のサービスへ登録・購入したりすると、サイト運営者にお金が入る仕組みです。

つまり、サイト運営者はアフィリエイトの案件取り扱いがある講座を優先的に表示したり、価値を高く見せようとしたりします

もちろんアフィリエイト先の講座が悪いものだと言いたいわけではありません。ここで言いたいのは、サイトのおすすめに乗って安易に決めないようにしようということです。

おすすめランキングに惑わされず、自分に合った講座を吟味して選択しましょう。

②:価格だけに引っ張られない

講座の価格はピンキリです。数万円で済むものから、数十万円かかるものまであります。ただ、「講座代を節約したいから」という基準だけで安いものを選ぶことは避けるようにしましょう。

Webライティングの技術はライターとしてだけではなく、その他の仕事でも汎用的に使える、生涯役に立つスキルです。

たとえ数十万かかる講座だとしても、あなたのこれからの生涯年収の上がり幅に対する投資だと思えば、安いくらいかもしれません。

(だからといって高いものがいいものだと主張するわけでもありませんが…)

また、書くことが苦手ではないから、書くことが好きだからという理由で最低限の学習で済ませようとするケースもよく見てきたのですが、これもケースバイケースです。

実際にとある大学でライティング研究室を開いたとき、学生のほとんどが「文章が苦手ではない」と認識していました。しかし、学生のほとんどがびっしり赤入れされることになりました。

それくらい、Webライティングで成果を出すことは、単純にきれいな文章を書く以上に配慮すべきことが増えるのです。

価格の安さで選ぶ、価格の高さで避ける、といった単純な視点で選ばず、自分の目的を達成するための必要経費として妥当かどうかで選ぶことが大事です。

③:消化不良に注意する

講座代をケチるのはよくないという話をしましたが、ばーっと投資して大風呂敷を広げるのがよいのかというと、それもそれで慎重になる必要があります。

講座によっては、ライティングの基礎もやって、マーケティングの基礎もやって、パソコンの操作もやって、フリーランスとしてのお金の稼ぎ方もやって…、と、1から10まで手厚くサポートしてくれるものもあります。

たしかにどれも必要な力ではありますし、風呂敷を広げられると夢が広がってワクワクはするのですが、、、

やることが多すぎると逆に消化不良を起こし、本当に大事なものが身につかなくなる可能性もあります。

個別カウンセリングを行っている講座の場合はカウンセラーに相談して、まずはどこまでを自分は身につけられればよいか、というところを確認し、必要な能力を必要なだけ鍛えるようにしましょう。

自分に合ったWebライティング講座を選んで、キャリアを飛躍させよう

以上、Webライティング講座の失敗しない選び方についてお伝えしました。

一般的な記事であればこの後におすすめスクール一覧が続くのですが、アフィリエイトサイトについての言及を見た後に掲載されていても信じられなくなる可能性があるので(笑)。今回は割愛します。

これからWebライティングを始めたいと思う方の、少しでも後押しになる情報が提供できましたら嬉しいです。

そんな我々も「ビジネスライティングスクール」というWebライティング講座を運営しています。

ライティングを通じて、いま市場に求められている、(AIに代替されない)マーケティング力を養うという手段を通じて、自分の好きなもの、やりたいことを表現できる人を増やしていくことを目的として開講しています。

受講形式は「オンライン×時間の縛りなし×チューター付き」です。子育てもキャリアも諦めたくないママさんや、手に職をつけたい大学生~若手社会人さんが受講しやすいカリキュラムになっています。

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