あなたは、人に好かれる方法を知っていますか?
また、思い通りに人に好かれる事ができるとしたらどんなに良いだろうと思いませんか?
実は、ちょっとしたテクニックを使うだけで、好意的に見てもらえる確率を上げることができるのです。
本日は、ビジネスや、恋愛などの日常生活に応用できる「人に好かれるための心理効果」として、①返報性の原理・②ミラー効果・③類似性の法則・の3つの法則を解説します。
①:返報性の法則
まずは、ロバート・B・チャルディーニが提唱する『返報性の原理』について解説します。
「他人から何かをしてもらったら、自分もお返ししなくてはならない」と思う心理のことですね。
日本人は、世界の中でも良く言えば義理堅く、悪く言えば体裁を気にすると言われています。そのため、この返報性に捕らわれた考え方をする事が多い人種です。
ビジネスや日常コミュニケーションで使える返報性の法則
返報性のビジネスや日常のコミュニケーションにも有効活用できます。
簡単に使える具体的な方法としては、靴や鞄・時計などの相手の持ち物を褒めることです。
褒められて嫌な気がする人はなかなかいないですよね。
褒めらた相手は、返報性の法則によって、受け取った好意を返そうとしてくれるものです。
また、古臭いと感じる方もいますが、「菓子折り」を持っていくというのは有効です。
仲良くなりたいお客様やお世話になった方、または頑張ってくれている部下や上司への気持ちとして菓子折りを持っていくことで、相手も何かお返しをしなければいけないと思うものです。
これは営業先のお客様にも使えますし、恋愛や接客にも有効ですね。
悪意の返報性もあることに注意しよう
返報性の法則は、自分に好意を示し、高く評価してくれる相手に好意を持つという「好意の返報性」だけでなく、「嫌悪の返報性」というものも存在することにも注意しましょう。
自分を嫌っていることがわかっている相手や、悪く評価する相手に対しては嫌悪感を抱いてしまうものです。
例えば、相手から少し嫌味なことを言われたことを根に持って、いつか相手がつまずいた時に嫌味を返してやろうと思ったこともあるかもしれません。
あるいは、メールで相手に連絡をして、相手の返事が遅かった時に、こちらも相手への返信は遅くても良いと思ってしまったりすることもあるでしょう。
こうしたことを悪意の返報性といいます。
相手に悪意だと捉えられるような行為をしないことが大切なのと、反対に、相手にマイナスの好意をされたとしても、悪意の返報性によりお返ししてしまうことで人間関係を崩すことのないように、こういった心理作用が起こりうるということを理解しておくことが大切です。
②:ミラー効果(ミラーリング効果)
次に返報性の原理に似た心理効果である『ミラー効果』をご紹介します。
相手を無意識に真似てしまう、そんな現象をミラー効果と言います。
『返報性』は、言葉や、贈り物などの行動を返すもの。
『ミラー効果』は、身振り手振りに表情、仕草等を返すもの。
と区別すると分かりやすいかもしれません。
ミラー効果の具体例としては、
・相手が笑ったら、自分もつられて笑ってしまう
・相手が真剣な表情で話し始めたので、自分も真剣な表情で聞いてしまう
・さよならの時に友人が手を振ったので、思わず自分も手を振ってしまう
・喫茶店で商談相手がお茶を飲み始めたら、自分もお茶を飲んでしまう
など、相手の行った行動や振る舞いに影響を受けて同じ動きをしてしまうという心理作用をミラー効果といいます。
ビジネスや日常でミラー効果を活かす方法
ミラー効果を行うことで、深層心理的に、相手に好意を受け取ってもらいやすくなると言われています。
つまり、相手の動作を、気づかれない程度に真似をすることで自分は相手に好意があるといいうことを伝える事ができるというものです。
例えば、手の動き、ペンを持つ動作、お茶を飲むタイミング、それらを合わせる行動の積み重ねが、好意を生むということです。
ミラー効果を利用したコミュニケーションテクニック「バックトラッキング」
ミラー効果を活用した、コミュニケーションテクニックに「バックトラッキング」というものがあります。
「バックトラッキング」=「オウム返し」で、相手の言葉を「オウム返し」するというシンプルなテクニックなのですが、NLP、心理学、恋愛心理学などでも多数取り上げられていて、会話を円滑にするのに有効だと言われています。
相手と会話している時に、相槌を打つだけだと「話していてもつまらない」「自分の話に興味がないのかな?」と思わせてしまうことがあります。
そこで例えば、
相手が「今日ね、●●くんと◆◆してきたんだぁ」と言ったなら
そうなんだ、「●●くんと◆◆してきたのかぁ」というようにオウム返しをするというものです。
それによって、相手はきちんと自分の話を聞いてくれていると認識してくれます。
ただし、あまりにも不自然にオウム返しをすると逆に違和感を感じてしまうこともあるので、要所要所で使うようにしましょう。
またはそのままオウム返しをするのではなく、相手は自分の言ってる事などを要約したり、一部を抜き出してまとめるというのも一手です。
③:類似性の法則
最後に『類似性の法則』を紹介します。
こちらはミラー効果に非常に似た心理効果ですが、人は自分に似ている人を好きになるという法則です。
これをビジネスや日常に活かして、相手との好感形成をしようと思うのであれば、「共通点」を作ることがポイントです。
出身地、出身の学校、趣味、年齢、誕生日、仕事、共通の知人、などの共通点を探ってみましょう。
共通点を作るのが上手な人は、雑談の中で相手との共通点を探り、そこで「同じですね!」と盛り上がることができます。
苦手な方は、例えば商談の前にその方のFacebookやHPでの情報を読み込んで、自分となにか共通点がないか探してから商談に臨むというのも一手でしょう。
心理効果を活用して、好感形成を築こう
ビジネスの基本はコミュニケーションです。
嫌いな相手とはなるべく取引をしたいと思ってくれませんよね。
今回ご紹介した心理効果を知っておくことは、相手に好感を持ってもらうための武器になるでしょう。きちんと身につけて実践してみてくださいね。
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