あなたは「問題解決思考」という言葉を聞いたことがありますか?
問題解決思考はコンサルティング会社が主に利用してきた考え方ですが、身につけることができれば、例えば「体重を10kg落としたい」という身近な悩みから、「売上を2倍にしたい」というざっくりした大きな悩みまで、人生のあらゆる場面で成果を出すことができます。
深く理解して実際に使えるようになるには一定の時間が必要ですが、知っておくだけでもあなたのビジネス能力はもちろん、人生の質を引き上げるきっかけとなるでしょう。
今回は、そんな「問題解決思考」の全体像について、解説します。
問題とは
そもそも、「問題解決思考」という言葉の中にある「問題」とはどういうことなのでしょうか。
問題解決思考を身につける際、「問題とは?」ということを正しく知っておくことが大切になるので、まずはこちらの説明から始めますね。
問題=あるべき姿と現状のギャップ
もう、見出しから結論出てますが、「問題」とはあるべき姿と現状のギャップと定義します。これだけでは分かりづらいので、具体的に見ていきましょう。
あるべき姿:
14時までに東京から名古屋に着いていること
現状:
14時までに名古屋に到着する新幹線が止まっている
あるべき姿と現状を正しく認識しないと、「問題」がずれてしまう
ここまでで勘の良い方はお気づきかもしれませんが、間違った「あるべき姿」を設定してしまったり、間違った「現状」を前提に考えると、そもそも解くべき「問題」を間違えてしまいます。
ここではあくまで全体像について説明するため具体的な記述は避けますが、このように問題解決では解くべき問題を正しく発見することが大事であり、そのためにはあるべき姿と現状を正しく設定することが大事になります。
問題解決思考の全体像
さて、「問題解決思考」に重要な「問題」の定義が終わったところで、改めて問題解決思考の全体像を見てみましょう。
問題解決思考①:あるべき姿
「あるべき姿」とは、言葉の通り問題の一切が解消されたあなたの理想の状態を指します。言い換えると、あなたの目的地です。目的地を決めずに旅に向かったらどうなるか…。
旅を始める前は、基本的には目的地を決めますよね。問題解決思考でも必ず最初に目的地を決めましょう。
問題解決思考②:現状
「現状」とはあなたの現在地を正確に説明したものになります。もし現状をきちんと把握していないと…。
現状把握を怠っていると、正しい問題が浮かび上がりません。現状はなるべく細かく、正確に把握しましょう。コンサルタントのお仕事の中で価値が高いのは、色メガネなしで客観的に現状把握ができるところだと思っています。
問題解決思考③:問題発見
詳しくは先程の見出しで解説しているので省きますが、「あるべき姿と現状のギャップ」が「問題」となります。問題を正しく定義できるかが、問題解決の一番のポイントです。
どんなに努力してもあるべき姿にたどり着かない…と悩んでいるあなた。もしかすると問題だと思っていることが実は問題でなかった、ということがあるしれません…。
問題解決思考④:課題分析
「問題」と「課題」の違いって何?というところが慣れないと難しいと思いますが、「課題」とは「問題」の根本原因となりうる要素を指します。つまり、課題の集合体が問題になるイメージです。
1つの問題に対して「課題」はたくさんあることが多いですが、「課題」の中でも最も問題に影響する要素のことを「優先課題」と呼びます。
課題分析とは、問題を解きほぐし、課題や優先課題を明確にすることを指します。
課題分析は「ロジックツリー」「MECE(ミーシー)」のようなテクニックを使うことで実施することができますが、中々の労力がかかるので、その道のプロに助けてもらうのが手っ取り早いでしょう。
問題解決思考⑤:施策立案
「施策立案」とは「どういうアクションを起こすか」、すなわち具体的にやることを決める部分になります。
時間のない現代人は
最近太ってきた→毎日走ろう!
のように課題分析をすっ飛ばしていきなり施策立案をやりがちです。やることが決まっていくとわくわくしますからね。
しかし、そんなに課題でないことに対して行動を起こしても成果は出ません。なので、課題分析をせずにいきなり施策を出すのはやめると同時に、まわりの人でも悩みを掘り下げずにいきなり商品を勧めてくるような人は警戒しましょう。
ITが発展した今の世の中、1つの問題に対する施策は無数に出てきます。しかし、施策の斬新性や手軽にできるからという理由だけで安易に行動してしまうのも良くないケースがあるということは覚えておきましょう。
「優先課題に効く一手」を見つけることが大切です。
問題解決思考⑥:効果検証
さて、施策を実行してみました。しかし、その施策が本当に上手くいくかはやってみないとわからないこともありますよね。そこで、施策によってどれくらい成果が出たかを把握するのが「効果検証」です。
効果検証はコツコツと継続しなければならない地味な作業ですが、ある日突然成果が落ちたり、逆に上がったりなどを把握することで「新しい問題」を発見するためのチャンスになります。
本当に「あるべき姿」に近づきたいのであれば、サボらずに実施しましょう。
問題解決思考⑦:ハードル解除
施策の実行には往々にして「リスク」や「できない理由」がついてまわります。それらを排除したり、それらに配慮して進められるように考えるのが「ハードル解除」です。
やることは明確なのに、実行されずに成果が出ない…という状況によく陥る場合、しっかりハードルが考えられていなかったり、新しく発生したハードルに対処できていなかったりします。
人は少しでもハードルが現れると実行しない、くらいの感覚を持って、ハードル解除に努めましょう。
問題解決思考を正しく理解して、人生に活かそう
プロアスリートのように、何らかの分野で成果を出し続ける人は、この問題解決思考が備わっているケースが少なからずあります。
逆に、今は際立った成果が出ない…というあなたでも、問題解決思考をしっかりと理解して実践することができれば、短期間でまわりと差をつけることも夢ではありません。
そして、この問題解決思考は応用することで一生使えるのが良いところ。ノウハウは数年経てばありきたりのものになってしまいますが、問題解決思考は考え方の基礎なので、今のところロボットでは難しいですし、ありきたりになることはありません。
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