TikTokのアカウントを開設して、投稿したい!でも何から始めたらいいんだろう…?
本記事は、そんなお悩みを抱えるあなたの取扱説明書です。
アカウント開設からの流れであるジャンル・コンセプト決め、設定から、フォロワーを増やすための最初の施策まで、1から解説します。

アカウントを始めるときに何をすればいいのか?

伸びるアカウントを作るためには、段階を踏んで細かく計画的に作り上げていくことが大切です。
主に決めるべき項目は

伸びるアカウントを作るための項目

①:ジャンル
②:コンセプト
③:最初の設定
④:プロフィール
⑤:アイコン

この5つになります。

何も知らずに、アカウントを開設してしまうと、方向性のわからない、フォローしにくいアカウントになってしまいます。

そうならないためにも、最初の基盤を組み立てて伸びるアカウントを作っていきましょう。以下、順番に沿って説明します。

TikTokのジャンル選定

一番初めに考えなければいけない項目は『ジャンル』です。
ジャンルとは、アカウントで発信する分野のことです。

「とりあえず影響力を持ちたいけれど、どんな内容で発信しようかな…」
「自分にそもそも得意分野とか詳しい分野とかないしな…」
など、発信したい内容が定まっていない段階で、どんな分野で投稿しようか、どの市場で戦うのか決めるというイメージです。

ジャンルを決めるときに一番大切なのは、市場調査です。
どのジャンルだったら伸びている人が多いかな?とチェックしたり、そのジャンルの中でも細かく見て、このポジションでやっている人いないから、参入できそう!と決めることが特に大切になります。

ここからは、ジャンル決めの流れを解説します。

TikTokジャンルを選定する

自分にあったジャンルや伸びやすいジャンルと言われてもピンときませんよね。

ジャンルの探し方は、まず興味のあるジャンルをリサーチするところから始まります。
TikTokの検索窓に#(ハッシュタグ)でキーワードをいくつか入れてみましょう。

そこから出てきた投稿をいくつかチェックして、その動画についている様々な#をリサーチするのが有効です。また、TikTokだけではなく、instagramやYoutubeなどの他SNSやGoogleなどでもキーワードを入れてリサーチしてみるのもいいでしょう。

特定の分野から開始して、徐々に大きいジャンルの中から小さなジャンルを探しましょう。
自分がターゲットにしたい層はどんなコンテンツを発信すれば刺さるのか?どんなコンテンツを求めているのか?最初はリサーチが肝心です。

TikTokには比較的勝ちやすいジャンルそもそも勝てないジャンルが存在しています。

比較的勝ちやすいジャンルとは、需要は高いけどまだ発信している人が少ないようなジャンルや、#(ハッシュタグ)で検索をかけた時に再生数が100M(100万回)以上のものです。

選択してはいけないTikTokジャンル

勝てないジャンルとは、ものすごくニッチなジャンル専門の人が解説、発信していくようなコンテンツや、視聴者の需要がないジャンルを指します。

一方で、参入者があまりにも多い市場は、投稿を伸ばすことが難しいためやめておきましょう。
例えばダンス系や口パク系は、比較的簡単に発信することができる分誰にでも参入できてしまうので、市場規模が大きいですがおすすめしません。

そして、30代以上をターゲットにするのは、今のところ避ける方が無難です。
現在のTikTokユーザーは10〜20代で50%以上を占めています。
視聴ユーザーだけで見ると40代の男性ユーザーが1番多いのですが、こちらは企業がリサーチに使用している場合やビジネスとして使用している可能性が高いです。

いきなりビジネスに向けたジャンルで参入してしまうのは壁が高いので、10代〜20代をターゲットにしたジャンルで始めることをオススメします。

その発信軸が好きかを検討する

そもそも、興味のないジャンルや好きでもないジャンルは絶対長続きしません。
自分の好きなものであることに越したことはないですが、どうしてもやりたいジャンルが見つからない方にはハウツー系が良いでしょう。

理由は2点あります。

ハウツー系がおすすめな理由

①TikTokとの相性がよく、初心者でも数字が伸びやすい
②情報や伝え方、編集など投稿の質によって数字に現れるのでコンテンツの改善方法がわかりやすい

視聴ユーザーの反応でどんどん改善点を見つけることができるので、再現性の高いハウツー系は初心者の方でも挑戦しやすいジャンルです。

TikTokのコンセプトを決める

ジャンルが決まったら、次にコンセプトを立てます。
コンセプトとは、アカウントを通して「誰に、どんな価値を届けるのか」の二つを決めることです。
投稿が伸びるアカウントはしっかりとコンセプトが決まっており、ターゲットがわかりやすいです。

そして、同じジャンルで発信しているたくさんの投稿者の中で、差別化を図らなければなりません。

差別化を考える上では、悩みを抱えている人に、他の人では提供できない解決法(=価値)を自分が伝えられるかどうかが一番大事です。

どんなコンセプトの発信者になるのか?しっかり決めて独自性を作りましょう!

TikTokのアカウント初期設定を行う

次にアカウントの設定をご紹介します。
アカウントには個人・クリエイター・ビジネスと三種類あります。
その中でも、おすすめはクリエイターアカウントです。

クリエイターアカウントでは、SNS連携やプロフィール欄のURLの設置ができます。
instagramやTwitter、YouTubeのリンクだけではなく、自己紹介やブログのリンクなど様々なURLを設置することができます。
また、豊富な音源を使用できたり、細かなインサイトを分析できる機能があります。

反映まで1日〜2日かかることもあるそうなので、今すぐクリエイターアカウントに設定して、便利機能をしっかり活用していきましょう!

TikTokのプロフィール・アイコンを決める

この人気になるな〜とプロフィールを覗きに行ったらちょっとがっかり…なんて経験あなたもありませんか?フォローをする時、目にするプロフィールはとても大切ですよね。

プロフィール画面を開いた時、どこに最初に目がいくでしょうか?
プロフィールが整っていないとフォロワーは増えません。1回目のバズが生まれても2回目のバズに繋がりにくく、せっかくの投稿を伸ばすチャンスを逃してしまいます。

プロフィール設計で重要な項目は下記3つです。

プロフィール設計に重要な項目

①アカウント名
②アイコン画像
③自己紹介文

アカウント名設定のポイント

『とにかく分かりやすく』です。
平仮名、カタカナ、簡易な漢字などパッとみて分かりやすい名前にするのが良いでしょう。
また、名前とコンセプトを組み合わせて設定するのも良いです。

教育系のアカウントでは名前×肩書きで設定しましょう。
名前はファンに呼んでもらうため、肩書きはフォローしてもらうためです。

教育系ではないアカウントはシンプルに読みやすい名前が良いでしょう。
親近感を覚えられるような、呼びやすい名前やキャッチーな名前にするのがオススメです。

アイコン設定のポイント

どんなSNSでもフォローする時に必ず目にするのがアイコンです。
小さいですが、しっかり目立たせて差別化しましょう。

ぱっと見で覚えてもらえるようなインパクトのあるものが好ましいです。
背景が目立つように塗ってしまったり、イラストを使用したり工夫が必要になります。

自己紹介文のポイント

設定、プロフィール設定までが終わったら、最後に自己紹介を入力します。

自己紹介に入れると良い内容

・自分はどんな人間なのか?
・このアカウントではどのような内容を発信していくのか
・この動画をフォローすると(見続けると)どんなメリットがあるのか

ひと目で具体的にわかるような自己紹介を入力しておくと良いでしょう。

所属しているチームや、アカウントの軸と関係のある受賞歴などを入力しておくと、信頼度が上がり権威性を高めることができます。

「1日◯投稿」と記載したり、コメントやシェアを促す表現を記載するのも、エンゲージメントを高めるために有効な方法です!

逆に、自己紹介に書いてはいけないことは宣伝関連です。
「1万人以下なのに…〇〇達成!」と記載してアフィリエイトのリンクを記載したり、YoutubeやLINE@へ誘導するのはノイズでしかないのでNGです。

まずはフォロワーを増やすために、分かりやすい自己紹介を心がけましょう。

TikTokフォロワーを増やすために最初にするべき8つのこと

アカウント開設したての段階で、フォロワーを増やすためにできる施策は主に以下の8つです。
基本的に投稿を継続することが大切ですが、それ以外にもできることはたくさんあります。

①:情報収集

視聴ユーザーの需要を調べたり最新情報を集め続けることが大切です。ユーザーの需要は日々変わるので、今どんな内容のコンテンツが求められているのか、需要に対して敏感になり、求められている内容のコンテンツを出し続けましょう。

②:特化型アカウントの設計

まずは何かに特化した人になりましょう!

発信内容を広げてしまうと、どうしても動画の内容一つ一つは情報量の薄いものとなってしまいます。広い分野で発信している人は数多くいます。つまり似たような動画を出しているライバルが多くなってしまい、その中で伸ばすのは難しくなってしまいます。

一方で、ジャンルの中でも発信内容を絞って、何か一つに突出すると、その内容について発信している人は他におらず、一人勝ちになれます。

③:徹底的にパクる

伸びているアカウントの内容や構成を徹底的にパクりましょう。はじめたての段階では、自分で動画を投稿して反応が良いかを試す実験をした回数は圧倒的に少なく、伸びる動画はこれだという根拠はありません。

ですので、先に始めて実験を繰り返す中で成功しているものをパクってくるのが一番確実に伸びます。一言一句真似するのではダメですが、徹底的にパクるのは非常に有効です。
先人の知恵を借りて、最短でバズりましょう!

④:毎日投稿

ある程度フォロワーが増えてきてからでOKですが、自分のコンテンツがどの時間帯に投稿すれば反応が良いか検証するために、時間帯を変えて毎日投稿しましょう。

そして、反応が良い時間帯がわかれば、その時間帯に固定して毎日投稿しましょう。
◯時になったから、あなたの動画を見よう!とファンに覚えて貰えば、あなたのものです。

⑤:コメントの返事

応援してくれるコメントに感謝の意味も込めて返事をしましょう。
ユーザーは、コメントに返信が返ってきたら嬉しくなりますし、またコメントしたいなって思えますよね。

アンチには基本コメントしなくて大丈夫ですが、アンチにコメントをしてそれにコメントをもらえれば、その分動画滞在時間が長くなりバズる可能性もあるので、チェックはしておきましょう!

⑥:コラボ

新規ユーザーからの認知獲得のため、色々な人とコラボしてみましょう!あえて他のジャンルの人とコラボすると視聴ユーザーの幅が広がるのでオススメです。

また、デュエットという機能を使って、他の人が投稿した動画にコラボすることもできます。
右側パネルの下にある「シェア」をタップして「デュエット」をタップするだけで、友達だけでなく簡単に人気tiktokerや好きな芸能人とコラボすることができるのです。

⑦:TikTokライブ

質問回答やお悩み解決などで視聴者と関わることで、現段階のフォロワーと関係値をより深くすることができるだけではなく、新しいファンを獲得するきっかけになります。
何度かライブをしてみて、どの時間が人が集まりやすいか検証するのもありです。

⑧:顔出し

内容が大切なので顔出しは必須ではないのですが、覚えてもらいやすくなりますし、親近感を持ってもらうためにもなるべく顔を出して発信しましょう。

TikTokを使いこなし、影響力を手に入れよう

アカウントを開設したてのあなたが、どうすれば伸びるアカウントを構築できるのか?
ジャンル決めから、フォロワーを増やすための最初の施策まで一つずつ解説してきました。
特に、どんな価値を届けるかを固めて、他のインフルエンサーと差別化を図ることが一番大事です。

自分はどのジャンルで、どのようなコンセプトで発信していくか決まりましたか?
視聴者を惹きつけられるようなアカウントを作っていきましょう!

次回は台本の書き方や撮影、編集の仕方など投稿に関するあれこれを細かく解説していきます!

アカウント開設に不安のある方や、基盤を整えてからTikTokで情報を発信していきたい方は、プロのノウハウを使って時間をかけずにスタートすることもおすすめです!LTVマーケティングでは動画戦略の無料相談を行なっていますので、ぜひご利用ください。